■爬虫類の発展
爬虫類はうろこのある防水性の皮をもった変温動物で、殻のある卵を生み、両生類とちがって水辺から離れて生活することができました。古生代の終わりの地球には大陸がひろがり、爬虫類は水から離れて陸上へ進出しました。
爬虫類は頭の骨の目のうしろにある穴をもとに、無弓類(カメなど)、単弓類(哺乳類型爬虫類など)、広弓類(首長竜など)、双弓類(恐竜やトカゲ、ヘビなど)の4つのグループに分けられます。この穴は、顎を動かす筋肉と関係したものです。
■主な展示
- 無弓類
[展示標本]
- スクトサウルス Scutosaurus karpinski
- 哺乳類型爬虫類
今から2億8,000万年前ごろの古生代末期に地球の気候は乾燥しはじめ、沼や湖はかれて両生類の多くは死にたえましたが、爬虫類は繁栄し地上を支配しはじめました。この時代に地上を支配した爬虫類は哺乳類に近い単弓亜綱に属する爬虫類で、中生代のはじめに恐竜の仲間に地上の王座を奪われるまで大変繁栄しました。この仲間には温血動物や毛皮をつけたものまでありました。
[展示標本]
最終更新日:2001-11-12(月)
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東海大学社会教育センター
インターネット活用委員会